大谷石の灯籠修復です。
動かす事ができない土台部分の返花の破損、欠けなどの傷みなど
現場で補修成形しました。
補修材を用途にあわせて準備をします、
こぶし大の大きさから数種の大きさを用意。
また砕いたり粉末にしたりと・・・
セメント、石膏も合わせてと
隙間を埋める為のパテ材の色合いや質感を確認しながら
進めていきました。

竿の節の著しい破損は頭をいためました。
地震の揺れに耐えきれずに倒壊。
単純な補修では・・・
宝珠、笠、火袋の重量を支える強度も頭に入れ考えなければいけません。
そこで思いきって部分を少し大きく切取り、
硬めの大谷石をはめ込み成形して作っていきました。
補修材に使う大谷石。
年代的にも色目を合わせたりと、探し廻るのも仕事の一つと!
でも見つけるのは中々大変でした。
改めて思います。知恵は本当にすばらしいですね。
お披露目前の最後の微調整
今できる事を精一杯しました。
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