鳥居/台座 お宮台座 モニュメント 記念碑 池工事/石組み  手水鉢
菩提寺の観音堂再建でのお話 で棟梁の方が100年持つお堂を建てる!
その意気込みに感銘した檀家のお一人が
では、私も何か!
手水鉢を奉納しよう!
地場の石! そして出来るだけ自然に近い形が良い!
100年後に観音堂の脇で手水鉢使う檀家さんを思い浮べたそうです。
ご依頼を受けこの程奉納しました。
コンクリートの基礎が見えたり排水口を隠すために丹波石を、
水鉢の足元は水でぬかる為に那智石を
何よりも御住職様がとても喜んで下さった事が一番です。
地元の石で手水鉢を作って欲しいとの事。
そうは云っても、稲田御影石、羽黒糠目石
わき水をを使用している島根の出雲大社の水鉢を参考にしました。
それに近い風合いは糠目石かと思い糠目石に!
採石場に出向き石の選定。
10屯もある石です。
搬出が出来る大きさにしてもらいました。
1/4の大きさに成形された石を加工場に搬入。
あふれ出る水をどこから流れるように?
竜頭の吐口を取付けるのでどのような石を使うか等々打合せし依頼しました。
出来上がった手水鉢をご依頼様に見て頂きました。
10屯あった石も成形、加工を施し3屯未満の重さにしました。
いよいよ奉納です。
建物がある為、重機などは使えません。
3tのチェーンブロックを使い運んでいきます。
三叉を巧く使い、チェーンで吊り上げ少しづつ動かしていきます。
材木の三叉ですので、重く太さもあり取扱いし難いです。
しかし、アルミや鉄パイプとちがい座屈しにくいのです。
現代の名工、村上さんにお世話になりました。
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